割引率とは【discount rate】

読み方:わりびきりつ

割引率とは、将来価値から現在価値を算出するときに使う割合のこと。ファイナンスの基本原則「今日の1円は来年の1円よりも価値がある」を信じる人は、利子率と同様な概念として、割引率をすんなり受け入れられるだろう。

・利子率のおさらい
現在の100万円を年利7%で運用したら、来年は107万円になる

・割引率で考える
来年の107万円を割引率7%で割り引くと、現在価値は100万円になる

ここで事例研究を1つ。あなたは、35年間支払い続ける年金払積立障害保険に加入しているとしよう。無事に60歳を迎えたら、5年間100万円が支払われる契約で、月々の支払額は12,800円とする。

仮にあなたの年齢を30歳、割引率を3%として、将来もらえる年金額の現在価値を計算してみよう。

60歳 100万円 100/(1+0.03)^30 = 42万円
61歳 100万円 100/(1+0.03)^31 = 40万円
62歳 100万円 100/(1+0.03)^32 = 39万円
63歳 100万円 100/(1+0.03)^33 = 38万円
64歳 100万円 100/(1+0.03)^34 = 37万円

以上から、将来もらえる年金総額は500万円を割引率3%で割り引いた現在価値は、およそ194万円。

一方、35年間の保険料の総額は537万円。(年金支給額は500万円)

この数字を見て「37万円の損失だね」とつぶやいたあなたは、大きな間違いを犯している。

月額12,800円を35年間払い続ける保険料の現在価値は、割引率3%で割り引くとおよそ330万円。

つまり、330万円の投資で194万円の年金を買っている。あなたは、「136万円の損失だね」と肩を落とさないといけない。


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