読み方:エージェンシー・コスト
エージェンシー・コストとは、会社の株主の意に反して経営陣が自分に都合のよいように行動することを監視・抑制するためのコスト。
お茶の間で話題沸騰の米国系ファンドのスティール・パートナーズの行動原理は、エージェンシー・コストで説明できる。
株主が短期利益を追及しているのに、会社を運営する経営陣が利益を社内に溜め込むことを望んだら、そこに利益相反が生じる。
スティール・パートナーズ:「もっと配当を寄こせ」 ブルドックソース社:「成長するためには現金の内部留保が必要」
この対立にかかる費用がエージェンシー・コストである。
安定した運営を望む株主に対して、一発逆転を狙ってギャンブルを打つ経営陣がいたとき、そこにもエージェンシー・コストが発生する。
ギャンブルの結果、会社が潰れても経営陣は別の会社に転職すればよい。ところが、株主の資産は紙切れになる。
ギャンブルの結果、事業が大当たりすると経営陣は大儲けするが、株主の価値は思ったほど増えない。
やっぱり、株主と経営陣には利益相反が生じてしまう。
週末起業家を始めた夫と、それをしぶしぶ承諾した妻の関係でも、エージェンシー・コストが発生する。
夫=経営陣 妻=株主
エージェンシー・コストが高すぎると、週末起業どころではなくなり、次第に疲弊して勢いを失ってしまうだろう。気をつけるべし。
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