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幸地 司(こうち つかさ) NPO週末起業フォーラム認定 起業コンサルタント 起業支援コーチ 週末起業塾塾長 日刊ベトナムタイムズ編集長 オフショア開発フォーラム 代表
↑勉強会のひとコマ ↑起業家仲間の打上げ風景 ↑ネタ出しの基本はブレーンストーミング ↑フリーマーケットは起業家養成「虎の穴」。当然出店する側です。
読み方:じーてぃーでぃー
GTDとは、David Allen氏の著書「Getting Things Done」の頭文字3文字。一言でいうと、忙しい現代人のための仕事術。
従来は、時間管理(time management)の重要性が叫ばれていたが、最近では時間そのものではなく自分のエネルギーを管理する手法が求められる。GTDはそのために編み出された。
エナジーマネジメントは、全てのビジネスパーソンに欠かせない新しい自己管理術である。以下は従来感覚の仕事術であるが、GTDではない。
・SEO対策のために○○○を使おう ・メーラーは○○、テキストエディタは○○が便利 ・毎朝起きたら、まず○○をチェックして、次に○○ニュースを見る ・新聞は一切読みません、その代わり○○から情報を得る
GTDは流行である。そのため、無思慮な人たちによって間違ったやり方が広められる恐れがある。だが、日常業務に忙殺される忙しいビジネスパーソンこそ、今の時期に試してみる価値がある仕事術である。
読み方:きせつへんどう
季節変動とは、1年を周期として毎年同じ季節ごとに決まって観測される規則的な動き。天候、取引慣習、社会慣習などが影響して、ビジネスに様々な彩りを与える。
ところで、先月から今月にかけて、なぜか急に週末起業セミナーの受講者が増えている。これは、東京だけではなく全国的な傾向である。しかも原因不明。
週末起業フォーラム事務局によると、セミナー参加人数には若干の季節変動はあるものの、この時期に急激に増える理由が分からないという。
いくつか仮説を立ててはいるが、今のところは本当に謎である。そこで、あなたに質問。一体何が起こったのだろうか。原因を推測しなさい。
読み方:こんさるたんと
コンサルタントとは、特定の専門分野を持ち、顧客の依頼に応じて、問題解決や経営改善の指導・助言をする専門家。基本的には、手を動かさず口を出すだけの仕事である。
ここでクイズ。なぜ、コンサルタントは顧客からお金をいただけるのだろうか。コンサルタントが提供する価値とは一体何だろうか。
これは難問である。
先日、週末起業塾mixiの塾生に聞いてみたら、なかなか「これ!」という回答はで出てこなかった。なぜ難しいのか。それは、ほとんどの人は、コンサルタントにお金を払った経験がないからである。
試しに、あなたの周りで、コンサルタントやコーチング・カウンセリングにお金を払ったことがある人を探してみよう。
もし見つけたら、その人に、なぜ自腹を切ってまでコンサルタントやコーチを雇ったのかを聞いてみよう。
分野は違うが、占い師にお金を払う気持ちとコンサルタントにお金を払う気持ちは似ているかもしれない。似ていないかもしれない。
顧客がコンサルタントにお金を支払う最大の理由を1つだけ挙げるとすれば、それは「未来への期待料」である。バラ色の未来を描くコンサルタントは、昔取った杵柄や能力の有無によらず高い報酬を得る。
読み方:もんだいかいけつ
問題解決とは、ビジネスや日常生活における様々な問題に対して、最適な解決策を最短距離で発見し実行すること。
他人に解決策(solutions)を説明する時には、可能な限りその根拠を明示すること。まず、問題解決の基本プロセスを確認する。
1.問題抽出 2.原因分析 3.課題に置き換える 4.有効な解決策を打ち出す
初心者は、問題と課題を混同しがち。また、原因を分析しないまま、問題を裏返しただけの課題を提示しがち。
悪い例「問題は売上減少です。ですので課題は売上アップです」
これではバカ丸出しである。
また、短期と中期の視点をごちゃ混ぜにして問題解決を語ると、余計に問題がややこしくなる。これは中級者でも失敗しやすい。
問題解決のプロセスでは、常に時間軸を頭に入れながら、実際に紙の上に書き出して考えよう。
読み方:びじねすぶんしょ
ビジネス文書とは、仕事上で使われる文書の総称。一般には、Microsoft Office製品で作成された電子文書ファイルを意味する。ようするにワード、エクセル、パワーポントで作成された文書のこと。
「ビジネスでは先に結論を書くべきだ!」と考える人は、ビジネス文書の記述言語として日本語は相応しくないと主張する。日本語は最後まで聞かないと主旨を判断できないのが難点である。
実際、自分で書いた日本語文章を英語で書き直したら中身がすっきりした!という話をよく聞く。私も過去に何度か経験ある。
ただし、この手の議論は感情的になりやすいので要注意。向き/不向きの議論と、言語の優越は全く関係ないことをお忘れなく。
例えば、日本語は「曖昧さ」の表現が得意だといわれる。ワビサビなどは日本語ならではの表現であろう。だからといって、「日本語は優れている」「英語は劣った言語である」という結論は誤り。
国際ビジネスの場で、言語や文化・商慣習を評論するときには、聞き手の心証を傷つないよう配慮しないといけない。
読み方:しひょうち
指標値とは、売上や株価のように連続する数値の相対的な変化量を把握するために、ある時点の基準を100としたときの現在の値。単に指標ともいう。
例えば、消費者物価指数(CPI)。CPIは、ある基準年の消費者物価を100としたときの現在の値を意味する。
Ic=(Pc/Pb)*100 Ic 今年の消費者物価指数 Pc 今年の物価 Pb 基準年の物価
もし10年間の物価の推移を知りたければ、基準年を10年前とすればよい。消費者物価指数以外にも、世の中は指標だらけである。
東証株価指数TOPIX Dow Jones Industrial Average S&P500 NASDAQ Dax30 SSE
全ての指標値は、ある1つの目的のために存在する。それは、正しい意思決定を行うため。起業家にとって最も辛く、かつ最も楽しい仕事とは意思決定に他ならない。指標に着目せよ。そして、自分に役立つ指標を作れ!
読み方:じけいれつぶんせき
時系列分析とは、過去のデータを利用して結果を予測(forecasting)すること。時系列分析では、次の各要素を詳しく見ていく。
傾向 trend 季節性 seasonal 循環性 cyclical 不規則 irregular
株価分析では傾向(trend)が重用される。
百貨店の売上予測では季節性が重視される。だから、小売の売上実績発表では対前年比が用いられる。季節性のある商品の場合、先月の売上と比べても意味がないのだ。
12月 お歳暮の売上 2月 チョコレート売上 7月 アイスクリーム売上 ・・・
長期的な市場経済では循環的な動きが現れる。景気変動と呼ばれるやつだ。
不規則(irregular)な要素も時系列分析では考慮しなくてはいけない。例えば、従業員のストライキ、自然災害、戦争やテロなど。
あなたの起業ネタで時系列分析を行うとしたら、どんな要素に着目すればよいだろうか。傾向、季節性、循環性、不規則の4つの切り口で考えてみよう。
読み方:いどうへいきん
移動平均とは、売上や株価のように連続する数値の傾向を把握するための指標。時系列分析(time series)の一種である。短期的な動きに一喜一憂するのではなく、一定期間の流れを大局的につかむために用いられる。
例えば、過去5年間の売上推移を見たいとき、今年から5年間さかのぼって、その間の売上を合算して平均値を出す。5年分の移動平均をMA(5)と表記する。
MA(5)=(Y1+Y2+Y3+Y4+Y5)/5
優れた経営者やコンサルタントは、数値の絶対値よりも、数値の時系列変化に着目するという。つまり、売上高そのものよりも対前年比や対先月比を気にする。
もし、時系列分析で著しい変化が認められたら、その原因を探り、次の経営改善に役立てる。初心者は、問題解決の前に課題発見力を磨く必要がある。
読み方:たんじょうびもんだい
誕生日問題とは、「何人集まればその中に同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるか?」という確率の問題。純粋な数学の問題だが、その答えの意外性に人は驚くという。
私が小中学生だった頃、1クラスに40名以上の生徒がいた。クラスでお誕生日会を催すと、たまに同じ誕生日の生徒がいたことを覚えている。あなたの学生時代の記憶をたどってみよう。
で、冒頭に述べた誕生日問題だが、正解は22名である。たったの22名集まれば、その中に同じ誕生日の人がいる確率が50%を超えるのである。
この意外性に満ちた結果はどこからくるのだろうか。やはり、これも数字のマジックである。
読み方:みっしー/みーしー
MECEとは、「漏れなくダブり無く」という意味の英語から頭文字をとった表記。ミッシーやミーシーと発音される。論理思考を学ぶ際の基本的概念である。
企業の人事部によると、新社会人には課題発見力が期待される。その反面、問題分析や問題解決までは求められていない。
さて、素人に課題を発見せよと命じても、目の前の問題を無秩序に並べがち。だが、そのやり方では課題発見には至らない。
一流のビジネスパーソンは、考えられるあらゆる問題を抽出して、足して百になるような質問に置き換える。なおかつ、それぞれの質問は一切の重なりを持たない。このアプローチこそMECEである。
あなたのブログのカテゴリ(分類)はMECEになっているだろうか。
◎良い例(MECEな分類方法) ⇒政治/経済/文化・社会/スポーツ/芸能・・
×悪い例(MECEじゃない分類方法) ⇒イタリアン/パスタ/中華/洋食/和食/寿司・・・
読み方:かせつけんてい
仮説検定とは、一部のサンプルから元の母集団の性質を推測するために、仮説を立てて数学的に検証する統計的手法。
例えばTVの視聴率を求めるときに応用される。ちなみに、視聴率調査の対象となるサンプル世帯数はおよそ6,600。東京地域に限るとサンプルは600世帯。
統計的には30世帯から聞き取り調査すれば、信頼性の高い視聴率が得られる。ところが、実際にはインチキが横行するので、数百・数千の世帯からデータ収集しているのが実態。
わずか30のデータがあれば統計的に使える。ということは、1ヶ月間コツコツと毎日データを取り続ければ、それだけであなたの財産になる。
・Webサイトのアクセス解析 ・広告と売上の相関データ ・アンケート調査
新米起業家は、まずは30名の見込み客にあって直接に話を聞くべきだ。適切な質問を投げかければ、必ずや有意義な回答が得られる。あなたは、それを何時やるか、それだけが問題だ。
読み方:じょうけんつきかくりつ
条件付き確率とは、ある事象Bが起こったという条件付きで、別の事象Aが起こる確率。これをP(A|B)と書く。
ビジネス用語で解説すると、同じ努力をしても、前提条件が変われば同じ結果が得られるとは限らないということ。
TVでプロ野球中継を観ているときの話。私が幼い頃にはほとんど無かったが、最近の解説者はやたらと確率論を振りかざす。
「この場面では、外角低めのスライダーを投げた方が打たれる確率が低い」
残念ながら、ほとんどの場合は数学的に間違っている。彼らは「確率」という論理に基づく発言のつもりだが、はっきり言って従来の勘・経験・度胸(KKD)に基づく発言と何ら変わりない。
その理由は、野球解説者の多くは「条件付き確率」を理解していないから。あえて名誉のためにフォローすると、彼らの勘・経験・度胸(KKD)による判断はそれなりに正しいと思われる。ゆえに、TV的にはそれらしく映るし、実際に素人の何倍も鋭い指摘が飛び出す。さすがは元プロ選手よ。
ここで言いたいのは、野球解説者が語る確率論は、ほとんどの場合は数学的に意味がないということ。
こんな話は枚挙に暇がない。最後にもう1つだけ。
あなたが受験時代にお世話になった大学偏差値を思い出そう。もし、この大学偏差値が数学的に間違った使い方をされているとしたら。実際に間違ってるけど。あなたは愕然としないか。あー、恐ろしや。だから偏差値人間はダメなのだ。(てか、偏差値人間って死語?)
読み方:ぱれーとず
パレート図とは、度数分布図(ヒストグラム:histogram)の上に累積構成比を表す折れ線グラフを重ね合わせた複合グラフ。80対20の法則でお馴染みの「パレートの法則」にちなんで名づけられた。
パレートの法則とは、わずか20%の顧客が売上全体の80%を占めるという一般法則。ロングテールの法則は、その常識を打ち破ることで一気に世の中に知れ渡った。これらの法則を図で表現するのがまさにパレート図。
ちょっとしたエクセル(MS-Excel)の知識があれば誰でも簡単にパレート図を作成できる。大事な情報は、誰が見て分かるよう大きく描くべきだ。慣れるまでは、紙とペンを用意して、自分の手で直接に図面・グラフを書いてみよう。
単純だが、成功者は何でも「可視化」する癖を持っている。パレート図は、氾濫する情報を整理して有効活用したいビジネスパーソンには必須の道具である。ぜひ使いこなそう。
読み方:せいきぶんぷ
正規分布とは、左右対称な富士山のような形状を持つ分布のこと。中央に山の頂上が来て、左右対称に裾野が広がっているイメージ。
例えば、日本人の身長の分布を調べると、ほぼ正規分布に従うことが分かっている。自然界に分布する多くは正規分布に従う。
大学偏差値も正規分布を使って算出される。これは、大学入試試験の結果は正規分布に従うはずとの前提に基づく。
数理統計学では複雑な数式を習うが、正規分布の意味を理解するだけなら左右対称の富士山を思い浮かべるだけで十分である。
正規分布の裾野の広がりが大きければ大きいほど、ばらつきが大きい。ここで1つクイズ。
ある生徒が大学模擬試験を受けたら、英語73点、数学68点であった。どちらも平均点は60点。このとき、数学よりも英語の方が高成績だといえるだろうか。あなたの経験を踏まえて考えてみよう。
正解は、必ずしも英語の方が高成績とは限らない。なぜなら、数学68点でも学年1位かもしれない。もしそうなら数学の成績はトップクラスだ。
起業の世界でも、こういった状況はよくある。数字のマジックを悪用する業者だって大勢いる。長嶋茂雄以外の人は、勘だけに頼って突っ走るのはやめた方がいい。
読み方:そうかんけいすう
相関係数とは、2つの変数の相関関係の度合いを示す指標である。相関関係が強いことを「相関が高い」、相関関係が弱いことを「相関が低い」という。
広告費と売上高 一般には正相関 検索エンジン上位表示とアクセス数 強い正相関 セミナー参加費と学習効果 微妙 名刺交換の数と人脈の濃さ 無相関 インフレ成長率と失業率 負相関 中国株式市場と東京株式市場 ほぼ無相関
これらは私の勘と経験による判断。たとえ相関関係があっても、因果関係があるとは限らない。因果関係とは「原因と結果」の関係のこと。
ビジネスにおける重要な要素同士の相関係数を知れば、大局的な視点で物事を判断できるようになる。だが、統計的に使える相関係数を算出するには、日々の緻密なデータ蓄積が欠かせない。
現在ネット上で活躍する起業家の多くは、強い人脈を通じて、血と汗の結晶ともいえる大事なデータを互いに交換しあっている。ゆえに、彼らの情報能力は一匹狼の起業家と比べて数段上をいくのである。
読み方:へんどうけいすう
変動係数とは、標準偏差を平均で割ったもの。通常は大文字のCで表記する。りんごとメロンの価格変動を比べる時など、異なる標本の変動を比較するのに有効である。
りんごの平均価格200円/個 ばらつき±60円 メロンの平均価格7,000円/個 ばらつき±2,000円
*ばらつき=標準偏差 *分かりやすくするため架空の数字をでっちあげてます
この数字を見て、メロンの方が価格変動が大きいと思う人は要注意。
りんごの変動係数 60/200=0.300 メロンの変動係数 2,000/7,000=0.286
変動係数を比べてみると、りんごの方がわずかに大きい。つまり、りんごの方がメロンよりも相対的に価格変動が大きい。
ビジネスは変動の大きなところ、格差の大きなところに需要がある。安く仕入れて高く販売するから。わずかな価格変動や情報格差を見逃さないように。
読み方 :かいきぶんせき
回帰分析とは、原因と結果の関係を法則性としてとらえるための統計的方法の1つ。例えば、支出する広告費と売上の間の関係を調べるために回帰分析は役立つ。Excelを使えば、複雑な大量データも簡単に処理できる。
世の中には、因果関係が曖昧な事象も数多く見られる。
「最低賃金を上げると国民は幸せになる?」 「SEO対策したら売上が伸びた?」
こうした現象を目の当たりにしたとき、すぐに鵜呑みにするようでは起業家とはいえない。
最低賃金を上げると、正社員が喜ぶ一方でニートが増えるかもしれない。売上が伸びたのは、たまたまYahoo!で紹介されたからかもしれない。
過去のデータを蓄積して、正しい分析手法を用いて経営改善に活かす。今日の話は、全てタダでできることばかり。
読み方 :にこうぶんぷ
二項分布とは、成功/失敗、裏/表のような二者択一の試行を何回か繰り返したとき、どちらか片方が起こる確率の分布。
定義を理解するためには統計学の知識が必要であるが、とっても使い勝手の良い確率分布である。品質管理の必須アイテムである。
例えば、次の課題を分析する際に二項分布は活躍する。
請けた仕事の90%を成功させる敏腕スナイパーGがいる。Gが100回仕事をしたときに50回失敗する確率はどれくらいか。Gが2回仕事をしたときに1回だけ失敗する確率はどれくらいか。
こうした品質問題を直感だけに頼るとかなり危険だ。前者の答えは、「まず起きない」。後者の答えは確率18%。あなたの直感は正しかったか。
読み方 :ひょうじゅんへんさ
標準偏差とは、あるの集合の散らばり具合を表す数値の一種。大学の偏差値や英語試験TOEICのスコアの算出に欠かせない情報である。
昨今、日本社会の所得格差が政治課題と化している。各家計の所得の一覧表を作ったとき、所得格差が大きいほど家計所得の標準偏差は大きくなり、所得格差が小さいほど家計所得の標準偏差は小さくなる。
確率統計を悪用すれば、簡単に人を騙すことができる。数字に関する人の錯覚は、マーケティング活動にも大いに役立つ。
最も悪用しやすい、もとい、使い勝手のいい統計のマジックは割合%(パーセント)である。
「目隠しテストの結果、約50%の人がペプシコーラの方が美味しいと答えた(もう一方はコカコーラを選択)」
昔、本当にあったTV広告のワンシーン。これって変なインタビュー調査だと思いませんか。
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